東京入れ歯研究所のブログを読んでいただきありがとうございます。

本日は「入れ歯に慣れるコツ」「入れ歯の発音」についてご説明していきたいと思います。

「入れ歯を使い始めてから話しづらいし、食事も入れ歯が当たって食べにくい」などとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

この記事を読んで、1人でも多くの方が入れ歯のお悩みがなくなることを願って、お伝えしていければと思います。

「なぜ入れ歯、慣れないの?」

入れ歯が慣れずに、不自由をしている方もいらっしゃるでしょう。

初めて入れ歯の使用を始めた方は、入れ歯に慣れるまで1ヶ月程度かかることが多いです。

入れ歯が慣れないと相談を受ける際、患者さまからこのような訴えが多いです。

  • 入れ歯のバネ、入れ歯の床が当たって痛い
  • 装着時違和感がある
  • 入れ歯を入れると吐き気がする
  • 歯や歯茎が締め付けられる感じがする

皆さんのお悩みに、当てはまる項目はありましたでしょうか?

これらのお悩みを解決するために大切なことをお伝えしていきます。

「入れ歯に慣れるために大切なことは?」

入れ歯に慣れるためには、まず「入れ歯に対してのマイナスイメージをなくしていくこと」です。

もちろん、皆さまはじめは「入れ歯を着けたら気持ち悪くなるし…」「食事がしづらいから、歯があるところで噛めばいいや」などと考え、入れ歯を装着することを諦めてしまう方が多くいらっしゃいます。

入れ歯を装着した時に、異物感や吐き気を感じてしまうのは当然のことなので、ご自身を責める必要は全くありません。

無理は禁物ですが、まずは入れ歯がお口の中に入っている状態を少しでも長く保てるよう、着けたり外したりを繰り返しながら慣れていきましょう。

また、入れ歯に慣れるためのトレーニングとしては、入れ歯を装着して水を飲む、柔らかい豆腐やゼリーなどを咀嚼するところから始めてみるのも良いです。

「入れ歯に慣れるためにやってはいけないこと3選」

「早めに入れ歯に慣れたい」という方がほとんどだと思います。しかし、入れ歯の装着においてやってはいけないこともたくさんあります。

ここでは、入れ歯に慣れるためにやってはいけないことを3つ紹介いたします。

・入れ歯を着けたまま寝ない

早く入れ歯に慣れたいからといって、就寝中に入れ歯をつけたままにしてしまうと、入れ歯の劣化や破壊につながる恐れがあります。

特に、就寝中は頬やお口の緊張を緩めた状態でリラックスしていただきたいので、入れ歯を着けたまま寝ることはやめましょう。

また、就寝中に入れ歯を着けたままにしているとフラビーガムという粘膜疾患を引き起こすこともあります。

・入れ歯の清掃を怠らない

入れ歯は毎日お口に入れるものですので、特に清潔に保つようにしましょう。

不衛生な入れ歯の装着を続けると、粘膜がカンジダになったり、口内炎ができたりします。

特に、就寝前には、入れ歯洗浄剤に漬けて綺麗な状態を保つことを心がけてください。

また、入れ歯の清掃で歯磨きをつけてゴシゴシと歯ブラシで磨いてしまう方がいますが、こちらも義歯床の部分を傷つけ、傷ついたところから細菌が入り込んでしまう恐れがあるので絶対にやめましょう。

お手入れの際は、流水下で義歯専用ブラシを用いて軽く磨く程度で大丈夫です。

・入れ歯を外した状態で食事をしない

入れ歯を外して硬いものを噛むと誤って歯茎や粘膜を傷つける恐れがあります。

また継続的に、歯茎に負荷がかかると入れ歯が合わなくなってしまいます。

お食事をする際は、必ず入れ歯を装着して少しずつ咀嚼に慣れていくことが大切です。

「入れ歯を着けたまましっかり話せるようになるには?」

患者さまからのよくある相談の1つに、「入れ歯を着けたままちゃんと発音ができない」というお悩みです。

皆さん、初めは入れ歯を装着したままうまく発音できない方がほとんどですが、あまりにも慣れないという場合はこれらの原因が考えられます。

  • 入れ歯がゆるい
  • 入れ歯が薄い
  • 入れ歯が分厚すぎる
  • 入れ歯の噛み合わせが高い
  • 入れ歯の噛み合わせが低い
  • 入れ歯の前歯の位置が合っていない

無理しすぎず、「入れ歯が合っていない」と感じる方はまず当院までご相談ください。入れ歯の調整を行います。

入れ歯の発音についてですが、「パラトグラム法」というものがあります。

これは、発音をした際に舌が口蓋や歯列のどの位置に合っているか検査する方法です。

この検査を行うことで、必要に応じて入れ歯の歯列や口蓋、歯茎部分などを修正し、発音しやすくすることができます。

「入れ歯を装着することで発音しづらい単語」

入れ歯を入れている時に発音しづらい単語は以下です。

・「Sh」「Th」などの歯擦音と呼ばれる音

これらの音は前歯の隙間から出る絶妙な音になりますので、入れ歯を装着したまま発音しようとすると難しいです。

発音に慣れるために、本やテレビの字幕などを読む練習をするのもよいでしょう。

「入れ歯に慣れてきたら発音トレーニング」

入れ歯の装着に慣れてきた方は、正しい発音ができるようトレーニングしていきましょう。

トレーニング方法としましては、「苦手な発音を知るために録音をして聞いてみる」方法が一番かと思います。

特に、「タ行 ラ行」は舌が口蓋(入れ歯の床の部分」にあたることで発音できる単語になりますのではじめは難しく感じるかもしれません。

そのため、「タ・タ・タ」「ラ・ラ・ラ」などと連続で発音し、無理のない程度に、テレビを観ている時など練習すると良いと思います。

「お口周りの筋肉のトレーニングも大切」

発音は、お口周りの筋肉も関与しております。

入れ歯がお口の中で馴染むようになるにはお口の周りの筋肉を鍛え、緊張を緩めることが大切です。

トレーニング方法をお伝えします。

  1. お口を大きく開けて「あー」「いー」のお口を繰り返す
  2. お口の中で舌をぐるっと歯茎に添わすように動かす
  3. お口を膨らましたり、頬をすぼめたりするのを繰り返す

このようなトレーニングを1日3分程度行うだけでも、お口の周りの筋肉を鍛えることができます。

「入れ歯に慣れ、生活を豊かにするために」

本日は入れ歯に慣れるためのトレーニング方法や、発音の練習方法などをご説明させていただきました。

入れ歯に慣れるためには、まずはゆっくりと生活の中に取り入れ、焦らないことが大切です。

はじめは入れ歯に慣れず、「このまま一生慣れないのかな」などと落ち込んでしまうかもしれません。

ですが、入れ歯は使わなければ自分のものになりません。

最初は柔らかい食事を摂取し、慣れてきたらお肉など歯ごたえのあるものを咀嚼し、少しずつ噛むことに慣れていきましょう。

入れ歯を新しく新調したい方や、今使っている入れ歯を調整して欲しいなどのご要望はお気軽に当院までお申し付けください。

 

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ご連絡いただく際は、わかる範囲でけっこうですので、次の5点についてお聞かせください。

1上義歯・下義歯・上下ですか?

2総入れ歯・部分入れ歯(残っている歯がある場合)

3抜歯が必要な歯がありますか?(現在服用中の薬があれば教えてください)

4現在入れ歯は使っていますか?

5残っている歯の本数、大まかな部位を教えてください。

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