東京入れ歯研究所のブログを読んでいただき誠にありがとうございます。
皆さまの中で、「歯を失ったけど、入れ歯治療の他にどんな治療があるのだろう」
と考えたことある方も多いのではないでしょうか。
歯を失った時の治療法は、入れ歯治療以外にもブリッジ、インプラント治療があります。
本日はそれぞれの治療方法のメリットやデメリット、患者さまのお声などもご紹介いたします。
「患者さまご自身で取り外しが可能な入れ歯治療」
入れ歯の最大のメリットは、患者さまご自身で取り外しが可能な装着という点です。皆さまご存知の通り、ブリッジやインプラントは一度入れると患者さまご自身で取り外すことができません。
また、取り外しができるということは、お口の中を清潔に保てるという利点もあります。
就寝時など入れ歯の必要がない時は、洗浄剤につけるなどして保管するようにしましょう。
入れ歯のメリットを以下で説明します。
メリット
- 患者さまご自身で取り外しが可能な点
 - 使い方次第では一生お使いいただける
 - 定期的にメンテナンスを受けることで長く使える
 - 患者さまのご予算に合わせて保険診療、自由診療の選択が可能
 - 患者さまご自身で清掃することが可能
 - 歯を削る必要がない
 - ブリッジと比べると適応できる範囲が広い
 - 治療を対応している歯科医院が多い
 
デメリット
- 慣れるまで時間がかかる
 - 自分の歯に比べて噛む時に違和感を感じることがある
 - 入れ歯作成までに1か月程度かかることがある
 - 金具で歯や歯茎を傷つける可能性がある
 - 保険入れ歯の場合、ずれたり外れたりするリスクがある
 - 保険入れ歯の場合、お口の中で違和感が出やすい
 - 保険入れ歯の場合、見た目が不自然に感じることがある
 
「ご自身で清掃する必要がないブリッジ」
ブリッジは、失った歯の部分に代わりとなるダミーの歯(ポンティックとも言います)を装着し、両隣の歯に被せる被せ物を橋のようにくっつけて装着するもののことです。
ブリッジは失った歯の本数が少ない時にできる治療法になりますので、欠損歯が多い場合には入れ歯やインプラント治療の方が適する場合があります。
違和感も少なく、ご自身で管理する必要がないため、メンテナンスに自信のない方は向いていると言えるでしょう。
しかし、今まで通り歯磨きをしないとブリッジを装着している周囲の歯が虫歯になる可能性は十分にあります。
こちらも、保険対応のものから自由診療のものまで幅広く存在するため、患者さまのご希望に合わせてさまざまな選択肢をご用意することが可能です。
メリット
- 取り外して清掃する必要がない
 - 装着してから慣れるまで時間がかからない
 - 治療期間が比較的短い
 - 治療を対応できる歯科医院が多い
 - お口の中で異物感が少ない
 
デメリット
- 取り外しができないため、清掃が行き渡らなく土台の歯が虫歯になる可能性が高い
 - 保険対応のブリッジだと、金属アレルギーの症状が出る場合がある
 - 金属が溶け出し、歯ぐきに色がつく場合がある
 - 入れ歯と比べると、適応できる範囲が限られる(ブリッジをかけるため、両隣に歯が残っている必要がある)
 - ブリッジを作成するために歯を削る必要がある
 
「顎の骨に直接埋め込むインプラント」
インプラントは、歯を失ったあごの骨(顎骨)に体になじみやすい材料(生体材料)で作られた歯根の一部あるいは全部を埋め込み、それを土台にダミーの人工歯を取り付けたものです。
インプラントは3つのパーツからできており、顎骨の中に埋め込む歯根部(インプラント体)、インプラント体の上に取り付けられる支台部(アバットメント)、実際の歯の部分にあたる人工歯(上部構造)から構成されています。
インプラント治療が他の治療と大きく異なる点は、やはり外科的手術を伴う治療というところです。
インプラント治療は全ての方に適するとは言い切れません。
以下に当てはまる方は、インプラント治療を受けられない可能性があります。
- 骨が薄い方・歯槽骨の密度が少ない方
 - 骨粗鬆症の方
 - 年齢が低い方(歯科医院により基準は異なりますが、18歳未満の方はインプラント治療を受けられない場合が多いです)
 - 虫歯、歯周病の方
 - 妊娠中の方
 - ベビースモーカーの方
 - 糖尿病の方
 - 腎臓疾患があり、血液透析を受けている方
 - 麻酔を使用したくない方
 - メンテナンスに通えない方
 
そういった点では、口腔内だけでなく全身の負担やリスクがあると言えるでしょう。
メリット
- 入れ歯やブリッジに比べ自然な噛み心地を獲得することができる
 - 見た目が天然歯のようで美しい
 - 自分で行うケアが比較的簡単(通常の歯磨きのように行うのみでいい)
 - 周囲の歯を守ることができる
 - メンテナンス次第では生涯使用いただける
 
デメリット
- 手術が必要なため、全身疾患を有している方は治療ができない場合がある
 - 術後は出血を伴う場合があるため、すぐにはスムーズに食事ができない
 - 保険対応ではないため、費用が高額になる
 - 治療期間がかなり長い(約4〜6ヶ月)
 - 麻酔下での手術が必要
 
「インプラントと差し歯の違い」
一般的に差し歯は「歯の歯根が残っている」場合にのみ行える治療法になります。
またインプラントは、抜歯などで歯の歯根も失われた場合に行える治療法です。
結局、「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」、どれがいいの?
ここまでは入れ歯、ブリッジ、インプラント治療それぞれのメリット・デメリットをお話しさせていただきました。
読んでくださった方の中で、「結局自分に1番最適な治療はどれだろう」と迷われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、「メリット・デメリットの他に費用や治療期間についても詳しく知りたい」「なるべく早く治療を終了させたい」というようなご希望がある方もいらっしゃるかもしれません。
そういった方に最適の治療法が当院にはございます。
1日でできる即日入れ歯、翌日以降お渡しのバネなし入れ歯
当院では1日で完成させることができる「即日入れ歯」という入れ歯をご提供しております。
即日入れ歯は自由診療になりますが、「今すぐに入れ歯を作ってほしい」といったご要望 にお応えすることができる優秀な入れ歯です。
また、「金属のバネが目立って嫌」という方向けの「バネなし入れ歯」のご用意もございます。
通常の入れ歯は、歯にかける金属のバネが目立ちますが、バネなし入れ歯は歯ぐきの色に合ったポリエステル系樹脂を使用して作られます。
金属のバネのように、締め付けられるような不快感も少なく入れ歯が外れる心配もありません。
バネなし入れ歯のお渡しは翌日以降となりますのでご了承ください。
まとめ
今回は入れ歯、ブリッジ、インプラント治療のそれぞれのメリット・デメリットをお話しさせていただきました。
当院としましては、入れ歯の治療を推奨しております。
入れ歯治療に長く携わってきた院長と、入れ歯専門の歯科技工士が連携して完全オーダーメイドの入れ歯を作製いたしますので、ご安心ください。
入れ歯に関する不明な点や、ご希望・ご要望はお気軽に当院ホームページ、またはお電話にてご連絡ください。



